種子の夢 -桜逍遥-
2009-07-02
2008-05-02
緑の障壁
そこを抜けると稽古場だった
聖地への地図を描くものと
風に吹かれ軽やかなステップを踏むもの
いっしょになろうとした
ただただ緑 緑の障壁
そこを抜けるぽっかりと穴
穴のむこうは果てない青空
空は覆われてはいなかった
ここにいると 想うことができる
見えずとも 感じることができる
語らずとも 信じることができる
触れずとも 愛することができる
満ち満ちているときは盲目で
あまりにも暗いので
すべてが光に見える
光を見ていた
けっして目をそらさず
見つめつづけていた
それが反射だと気づかずに
たとえば映ったものを見ているのか
見ているものを映すのか
映したものを描いてみる
闇を走る 稲妻
夜空を走る光のドローイングを見ていると
このようにして世界は創られたのかとひとりごちて
からだが震える
境界を越えるとき
それはいつも喜びと危険を伴うので
震えつづけ 溢れつづける
溢れるものに侵され耐えるとき
あらたな視界がひらかれる
目の前に見えているものが真実だと
どうしてわかるのか
わかったためしがないので
侵されつづけ 耐えつづける
「空気からも水からも
大地からののように何千もの芽が伸びてくる
乾いたところでも 濡れたところでも
熱い場所だろうと 寒い場所だろうと」
- ファウストより -
2008-01-10
白から赤へ
正月早々何の因果か
比叡山頂よりきらら坂を駆け下る
石山如意輪観音を拝んだ後の不如意さに
腹の底から可笑しさがこみあげる
空海も最澄も速駆けした道と
自らを慰めつつ哀れに傷んだ靴を見る
寝床に入る頃には苦も過ぎれば懐かしく・・・
夢を見る
白一面のなかにポツポツと赤が・・・
近づけば・・・紅梅?・・・かしら・・・
白と赤が交錯しやがて赤一面に・・・
夜が明けた
2007-12-13
2007-11-02
愛しのP.P.P.
P.P.P.の遺作「SALO」を見たとき思った
これは西欧世界のことだと
いまや全世界のこと
世界は分かれてなどいないのだから
その眼があまりにも美しかったので
ドロボーにまちがえられたというP.P.P.
その眼が見ていたものは・・・
表現者が予言者であったのは昔のこと
いまは・・・
彼はママを愛してた
とてもとても愛してた
たとえどんな愛であろうと
変わらずに愛することができれば
幸せではないだろうか
愛されるのではなく
愛することができれば・・・
2007-10-01
Jasmine-茉莉花
「ジャスミンおとこ」がある
白い小さな花
2007-09-20
2007-09-03
2007-08-23
2007-07-23
performance
2007-07-14
空蝉-experiment of cicada
2007-07-03
2007-06-18
performance
美術展 「Art Court Frontier 2007 #5」 において
稲葉高志の作品とのコラボレーションを行います
要予約
詳細はギャラリーにお問い合わせ下さい
2007-05-10
2007-05-03
sanpo-3歩3態
頭上の風
sanpo
散歩の途中出会った光景
猫の左目は赤く崩れていた
手前の猫の額ほどの小さな緑地帯には
犬猫の進入禁止
しかし猫は越境性の動物だ
行きたいときに
行く
そして猫は文字が読めない
2007-04-24
2007-04-15
2007-04-09
sakura
以前住んでいた家は、小人の家のように小造りながら小さな中庭に面した縁側にはガタピシの木枠のガラス戸がはいり、手前は雪見障子だった。
冬、こたつで読書に疲れると、見るともなしに庭に目をやる。北陸のたっぷり水気を含んだ雪は木の枝を重く垂らし、南天の実をついばみにきた小鳥がせわしげに枝を揺らす。
さーと光が差したかとおもうと、目が痛くなるほどに白い庭は一斉に輝きだし、次の瞬間には雲天から雪、果てしなく降る雪。
その光景は、私のなかで起こっていること。庭は私の心だった。如何ともしがたい大きな力の流れ、光が一瞬にして見えるものを変える。
私は目だった。ただ見ているだけ、こころが映すその光景を。それは照ろうが翳ろうが、ただ、美しかった。
今年は雪のない冬の後に春がきた。いまは桜。季節を忘れたような冬の後の花は・・・うつくしいだろうか・・・。




